『 白光の道 五井昌久 』 ( 「白光誌」より 原文縦書き )

私の行くのは此の道だ
さうはつきりきめたその日から
胸の中にほかほかと火がともり
頭上の太陽が身近かな光になつてきた

私の歩む道は横広がりの道ではなく
青空の中に昇つてゆく道だ
黒雲と黒雲の間を縫つて
私は光の道を昇つてゆく

私の道は縦に真直ぐの道
青空に行きつくと
それから横広がりになつてゐる道だ

行き交ふ光の交叉点
輝く白雲 紫金の雲
天使の合唱は美しい虹となり
神々の笑ひが光の雨となつて
私の顔にふりかゝる道だ

此の道を行く人は
不思議とみんな素裸で
赤児のやうに微笑んでゐる
みんな静かな謙譲なそして明るい容貌で
水晶のやうな心の持ち主
もの云はずして心通ひ
一瞬にして久遠の友となる
彼らに心の皺はなく
そのいのちの声は
時空を超えたひゞきとなり
世界大調和への距離を短縮する

私たちの歩む道は無限を一点にする道
天と地を一つにつなぐ道
完成された調和音を
縦横十字にひゞかせる道
宇宙の真実の姿をうつし出す為の道

私は今日も背中に太陽を背負ひ
大地に足をつけ
体を青空にあづけて
私の選んだ道を歩いてゐる




                             (『ひびき』 所収)
                 ※仮名遣いは原文に従っています。





     以上 『 白光誌 』より転載 

     原文縦書き&以下の‘振り仮名’あり
     
        紫金・・しこん
        合唱・・コーラス




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