『 平和の創造 №60「節目を迎え、さらなる使命の遂行へ」五井平和財団理事長 西園寺裕夫 』より 

 五井平和財団は今年3月に、設立15周年の節目を無事迎えることができました。

 ここまで順調に来られましたのも、賛助会員の皆様をはじめ、本当に多くの方々のご支援とご協力によるものであり、この場をお借りして心から感謝を申し上げたいと思います。

 あっという間の15年だったというのが正直な実感ですが、設立当初には想像し得なかったほど様々な事業を展開することができましたし、平和に向けて志を同じくする多くの仲間や、国内外における協力団体とのネットワークを構築することができました。

 五井平和財団の誕生した1999年は、時代が20世紀から21世紀へ、千年紀から二千年紀へと移行する時期にあたり、また人類の文明という観点からも、物質偏重の文明から新しい文明への転換が求められるターニングポイントでもありました。

 設立から今日に至る15年間を振り返ってみると、政治的には9・11同時多発テロ事件を発端としたアフガニスタン紛争、イラク戦争など、経済的にはリーマンショック、ギリシャ危機などが世界を揺るがし、日本では3・11東日本大震災・大津波・原発事故による大惨事が発生しました。このように政治的にも経済的にも、また環境、資源、貧困など人類が抱える様々な問題からも、マクロ(世界)においてもミクロ(個人)においても、人類の進化がいよいよ待ったなしで求められる状況に来ております。

 五井平和財団は2000年に、私たちの考える平和の概念『生命憲章』発表し、これを財団の基本的な理念・原則と致しました。

 従って、財団が取り組んできたフォーラム、講演会、教育事業、国際交流活動、平和賞の顕彰事業などは、全て『生命憲章』の基本理念・原則に則って推進してまいりました。

 2005年には、「新しい文明を築く」ビジョンと、その柱として「サステイナビリティSustainability持続可能性」「システムSystemシステム」「スピリチュアリティSpirituality精神性」「サイエンスScience科学」の「4つのS」のキーワードを打ち出しました。ただし、これはあくまでもフレームワーク(枠組み)であり、新しい文明の方向を決め、その推進力になるのは、人類一人一人の意識、価値観、行動であると申し上げてまいりました。



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