『 人類の秘庫を開く ホワイト・イーグル霊言集 (5)』 

人類の秘庫を開く 
ホワイト・イーグル霊言集
グレース・クック
桑原啓善訳







第一部  暁 の 光





 二章 光の神秘



 人はなぜ、平和な天界を捨てて、地上に生まれねばならなかったのでしょう。またなぜもう一度、個々の魂の苦闘努力によって、天界へ戻って行かねばならないのでしょう。この苦しみと束縛の理由さえ判ったら、人生に弾みも新たな目標も生まれてくるだろうと、皆さんは思ったりしている。

 当然のことながら、人間の魂が神の息吹きから生まれ、しかも暗黒の地上へ降下していくには、そこに神の大きな目的があったのです。神の子、人間、その霊性進化のためにしつらえられた神の計画、ついにそれを垣間見る日も来よう。その時、人は再び天界の縁辺に触れるまでに成長していて、平和と我慢の日々が続いているでしょう。人間の魂に向けられる神愛の深さは、地上の想像を超えていて、とてもここで述べられるものではありません。逆説的に申せば、神はその愛のゆえに、小さな一片の火花である人間を長い旅に出された、と申すべきか。

 もし魂が鈍重な物質の中に下降しないとしたらどうでしょう。魂は自己を知ることもなく、内在の力に気付くこともなく、ついには自己神性を悟る時もないでしょう。ここに地上出生の意味を汲みとって頂きたい。ちょうど一粒の種子が地中に播かれ、雨と熱で発芽するように、魂も暗い土の中で目を開くのです。その受ける苦しみ、圧迫と悪、これらに抗しながら、魂は無自覚から自覚へと進んでいきます。こうして多年の辛酸を経て、人は物質の主となり、自己の主となり、ついには神を知る者となるのです。

 人はこの地上生活中に、自己の肉体と感情両面の弱さを克服しなければなりません。これは人間の義務です、それが地上降下の目的ですから。こうして人間が自己の主となる時、ついには自由が生まれ、神的意識に満たされ、地上に在りながら、神と一つに結んだ者となります。

 神は宇宙の芸術家です。その御手の中に一大計画が握られています。その計画の見事さ精巧さ。人は辛抱して神に信を置く者とならねばなりません。







以上 抜粋転載也





世界人類が平和でありますように



アヤニャワン